ラッシャーみよしの超変態コラム ゲロスカマゾ体験記。
*この原稿は『投稿キング』(ワイレア出版)の連載に加筆訂正をくわえたものです。
第12回
ヤプーズマーケットを体験!
2009-11-24
第12回 ヤプーズマーケットを体験!
家畜調教レーベル「ヤプーズマーケット」って知ってます?ビザールハウスのホームページでも「超マニア・メーカーの広場」コーナーでダイジェストを見れますが、すべて本物の拷問、究極の公衆人間便器責め…という極限のSMビデオを提供している家畜界のカリスマ・メーカーですが、今回は代表の浅野ナオミさんのところに突撃取材をした話。
我ながらいい根性をしていると思いますが、なんといっても、ヤプーズといえば、まずは監禁。監禁の後に続くのが糞尿しか与えられない家畜生活。そして、晴れて舞台(撮影)にあがると20人近い女の子たちによって、皮膚がボロ雑巾になるまで鞭を浴びせられ、全員のウンコを食べさせられ、最後は小便の海でおぼれ死ぬ…という過酷な運命ですよ。で、これらの過程はすべてドキュメント化されて商品になっているわけですが、これを見たM男たちはすべからく火を噴くほどチ〇ポをしごきながら、自分も家畜にされる日のことを妄想してオナニーしまくっているわけですね。
で、何を隠そう、アタシもそんな信者の一人。いつか家畜になりたい…。でも、妄想ではチ〇ポがビンビンでも、実際にこんなひどい目にあって心身が持つのか、といえば当然、理性が「やめとけ、死ぬぞ。死ななくても気が狂うぞ」とアタシの暴走を食い止めてくれていたわけです。が…、この秋に女王様本を作ることになりまして、ついに電話をしてしまったんですねえ(理性がポンッ)。
「あの、現場取材ってできますか?」
「取材は女の子が緊張してウンコが出なくなったりするのがイヤなので、ダメですねえ。出演するならいいですよ」
ええっ!死んだら原稿書けないじゃん(笑)。なんとも究極の選択で困りはててしまったんですが、しかし、捨てる神あれば拾う神ありで、現場取材でなければOKということで、前々から気になっていたヤプーズの作品に登場する様々な器具・道具についての体験取材を了承してもらいました。これはヤプーズの魅力の一つなんですが、現場には様々なユニークな拘束具が用意されています。人間椅子とか人間ベッドの類なんですけど、そこに人間を拘束するというよりも、それと一体化させてしまうという不思議な「家具」たちなんです。
というわけで、取材を快く受けてもらい、さて、前日になって担当者から電話。
「あの、ラッシャーさん、何時にいらっしゃいます?浅野の都合がありますんで…」
「はっ?」
「いや、おいでの時間にあわせて、仕込みといいますか、その、出すものを用意しておかないと…」
ええっ!体験取材がどこでどうなったのか、「器具を体験してみる」が「器具に入って浅野さんを体験してみる」に変わっているじゃないですか(笑)。ありがたい申し出ではありますが、アタシには無理でしょ。丁重に辞退させていただきました。
そして、「器具を体験してみる」について。取材に行って、ある道具に入った瞬間、恐怖で硬直しましたね。家畜たちはこんな恐ろしい思いをしていたのか…。
実は、今回特に興味のある道具がありまして、それは人間をベッドの中に入れて、顔の部分だけを出した「顔騎ベッド」。可愛いんですよ。ベッドの真ん中に顔がある。グラスの底じゃないすよ。ま、一言で言うと、機関車トーマスみたいなもの(笑)。
さっそくここに入れてもらったんですが、えっ?ガチガチに縛り上げる必要なんかあるんですか?だって、そもそもミイラの棺おけみたいにほとんど身動きできないじゃないですか。
「もっともっと苦しめるという意味ですから」とニコニコ顔の浅野さん。
縛られて、ベッドの中へ担いで入れられます。蓋をされます。えっ?鍵?ご丁寧にベッドの蓋部分に鍵がついていて、完全に閉じ込められます。
瞬間、脂汗がふき出してきますね。息苦しさとまったく身動きできない拘束感が精神を追い詰めます。そして、浅野さんが胸の上あたりにドスンと乗った瞬間。
「いやだあ!」と叫び声が出てしまったのであった。だって、ただでさえ息苦しいのに、胸の上に乗られたら圧迫されて息ができないんですよ。
そして、さらに浅野さんが両のフトモモで顔をふさぎ、息ができなくなります。目もふさがれ真っ暗闇。
「ちょっと、ちょっと、無理かもしれません」と泣き声が出そうになりましたが、恐ろしいことに言葉を発することができない。
ミイラ状態になって、ストローだけで呼吸させてもらう「呼吸管理」というジャンルのSMがありますが、これがまさにそれ。
「閉所恐怖症の子を入れた時はすごかったわよ。入れた瞬間にパニックを起こして、脂汗をふき出しながら泣き叫ぶの。号泣ね」
「出してあげたんですか?」
「えっ?なんで?」
と、こともなく言う浅野さん。実際の撮影では、これにさらに女の子たちが何人も乗って、顔の上に跨り、窒息顔騎が延々と続くわけですね。声が出ない。縛られているのでもがくこともできない。こちらが意志を伝える手段はまったくない!おいおい、生殺与奪権を奪われたこんな恐怖耐えられるか!でも、浅野さんの拘束に対する執念はハンパなものじゃなくて、他の道具もすべて同じ。こちらの意志はまったく伝わらないシステムになっていて、人間便器もただ、ただ、口の中に入ってくるものを受け入れるのみ。
「好きとか嫌いとか、無理とかできるとか関係ないですよ、んふふ」
撮影はひとたび始まったら、最後の便器までノンストップ。勇気のある人は男優に応募してみてくださいな。
第11回
体臭を嗅がれ続けて脱力する
2009-11-17
第11回 体臭を嗅がれ続けて脱力する
世の中にはSM、フェチと変態の種類はたくさんありますが、最近思うに女の変態というのは実は数が少なくて、こいつはド変態だ!という女に会っても、よくよく観察していると「変態女の陰に男あり」という原則があることに気がついたんですね。
ところが、今回あらためて気がついたんですが、この原則には一つだけ例外がある。それがニオイなんですよ。いやあ、ニオイ。男の体臭。最近はデオドラント文化の蔓延で、体臭を気にする若者が増えていますが、なんのことはない、何日も着たシャツから臭うアナタの体臭が好きよん。なんて女は珍しくないし、中には石鹸のニオイのするチ〇ポなんてイヤ!アナタのニオイのするチ〇ポがしゃぶりた~い!なんて女もいる。体験的にもそうだし、女性に対する雑誌のアンケートなどでもニオイ好きの女というのは意外と多いわけですね。
しかし、今月アタシが出会った女はちょっとやそっとのマニアじゃないぞ。なんせ汗をかけばいちいちニオイを嗅ぎ、ウンコをすればいちいちトイレに覗きに来る。お前、気色悪いんじゃ!
というわけで、新宿のあるSMクラブで知り合ったかすみさんという女王様。最初の印象は最悪でした。なんとなく不思議ちゃんの入った、でも、ボディーはブリブリ・ダイナマイトなアンバランスな雰囲気を持つ女王様だったんですが、まずは簡単に挨拶をすませて、シャワーに行くという段になって、彼女の言った言葉。
「しっかり洗ってきてね。何分かかってもいいから、完全にきれいにしてきて」
ええっ?こういう言葉って、なんか自分がすごく不潔に思われているみたいで、へこむじゃないですか。で、感じ悪いこと言うなあ…と思いながら、言われるままよく体を洗い、部屋に戻ると、彼女、クンクン、クンクン、アタシの体を嗅いでチェックするんです。
「うん、大丈夫かな」
アタシャ、ムッとして言いましたよ。
「かすみさんって潔癖症なんですね」(露骨にイヤミっぽく)
すると、彼女、大笑いして次に言った言葉。
「違う、違う!私、ニオイ・フェチなのよ。アナタのニオイを嗅ぎたいの。でも、もうこんな時間だから、街のニオイとか職場のニオイとかいろんな不純なニオイがしみついているじゃない。だから、それをきれいに洗い流してもらって、純粋にアナタのニオイを出してもらいたいの」
感動しましたねえ。そこまで体臭にこだわっている人がいるんだ(笑)。
しかし、そう思ったのはほんのわずかな間。この後、アタシはありとあらゆる体臭を出しながら苦しむことになります。だって、空調のきちんと管理された環境の中で汗を出すというのは、なんらかの「特殊」なことをしなければいけないわけでしょ(笑)。
で、まずは体臭で思い浮かぶのは汗ですね。いい汗垂らすようにかすみさんが工夫に工夫をこらしてアタシを縛ります。体の硬いアタシはさっそく苦しくて体中から脂汗をにじませ始めます。
「ううっ、かすみさん、もう無理です」
「ダメ」
「ううっ、死にます!」
「何言ってるのよ。こんなんじゃ死なないわよ」
体中から脂汗がダラダラ出てきます。なんだかなあ…。ぼくはガマですかあ?で、ほどよくテカテカになったところでようやく解放され、今度は天井から両手で吊るされます。脇の下が露出します。
「わっ、いいニオイが出てる!」
と脇に鼻をくっつけてクンクンとニオイを嗅ぐかすみさん。そして、それとともに彼女の目が怪しくなってきて、ああ…、これは始まっちゃうなあ…と予想した通り、トランス状態になって鞭の乱打。いよいよ脂汗の大噴出!
「ヤダ!ヤダ!やめてええええ!」
そして、鞭から解放されて、次にアタシを待っていたのは浣腸ですね。再び、脂汗を垂らしながら5分ほど我慢させられて、トイレに駆け込む。
「流したらダメよ」
「はっ?」
彼女がトイレに入ってきて、アタシのウンコのニオイをクンクンと嗅ぎ始めます。
「臭あ~い」
そして、体のニオイを嗅いで、「体臭にもウンコのニオイがしみこんでいる」といやがらせを言う。
なんだか変な体験ですよね。結局のところ90分近く、体中のニオイを嗅がれ、オシッコのニオイを嗅がれ、ウンコのニオイを嗅がれ、こんなことを続けられると、妙な虚脱感というか、無力感に襲われてくるんです。自分が単なる体臭になってしまったような…。これは今まで経験したどんなハードなプレイよりも自分が矮小化した感じになりましたね。自然に、頬を涙が伝います。でも、それさえクンクンされます(笑)。
で、彼女はというと、顔騎されたアソコからも高そうな香水のニオイが漂ってくるんですね。アンタの体臭はどこじゃ!なんと、かすみさん自身はデオドラント的に完全武装していたんですね。ずるいっス。こちらだけニオイを発せられて。
あと、余談ですが、彼女、言葉責めや命令する時、こちらを立たせて、自分はM女のように跪いて、下から見上げながらものを言うんです。見下ろされることに慣れているM男にとっては、なんとも居心地の悪いポジション。これも彼女の意地悪の一つなんなでしょうけど、それはともかく、皆さんもぜひ90分、ニオイを嗅がれ続けてみてください。間違いなく脱力します!
第10回
トゲの出たボールをくわえて泣く
2009-11-10
第10回 トゲの出たボールをくわえて泣く
毎度アタシがドMになった話で申し訳ないんですが、今回も女王様にいじめられた話になっちゃいました(笑)。
時々、人から聞かれることがあるんですよ。「ラッシャーさんはMなんですか?」
で、この質問に対する答えはイエスでもありノーでもあるわけですね。SMの場合は相手との相性の問題が大きく、M性をムンムンと出して挑発してくるような女には、普段、女に跨られてヒーヒー言っているようなアタシでも、オラオラ、何でマ○コを濡らしているんだ? みたいに責め系の人になってしまうことがあります。でも、逆に女王様オーラがムンムンだと、チラッと視線を投げかけられただけで、キャイン!と犬化してM男になってしまうわけですね。
という話を女王様としていると、さらに今度は「あんたがM性をムンムン出しているから、私がSになっちゃうのよ」ということになり、まさに性の世界は、人間関係の循環連鎖。なんだかよくわかりましぇ~ん、となるわけですが、さてさて、今回のお話は自分がひどいことをするのはアタシのせいだとのたまったこの女王様のお話。
実は、彼女とは今回が初めての出会いだったんですが、そもそもの始まりがひどいもの。友達と飲んだ帰り、少し飲み足らなかったので前から一度行ってみたかったあるSMバーに1人で寄ってみたんですね。そしたら、なんとラウンジの中が異様な雰囲気で、パンツ一丁でうなだれているM男さんが3人。その横で異常にテンションの高い女王様が2人。
「あら、いいところに来たじゃないの」
「あら、ホント。ちょうど今プレイが終わったところなのよ」
見れば、M男さんたち背中に腹にムチの跡だらけ。中にはチクビに針が刺さったままの人も。
本能的に、これはまずいタイミングで入ってしまったなあ…と感じましたね。と、この悪い予感は数秒後に現実化。
「ねえ、君はどんなことして楽しませてくれるの?」
ああ、この視線…。女王様オーラがムンムンのこの視線で見られると犬になる馬になるドMになってしまう。いやん、やめて!
「あー!なんか怯えてる!」
「かわいい!」
特に、この「かわいい!」と言ってくれた女王様(24、25歳ぐらいの若い人)がアタシにご執心で、とにかくからんでくる。
「ねえねえ、君、何したら泣く? なんかさあ、この子たちハード・マゾだからさ、何しても平気なんだよね。それってつまんないと思わない?私はね涙が見たいの。君の目からボロボロと大粒の涙が流れるのが見たいの。ねえ、泣いて?」
一生懸命涙を出そうと頑張るアタシ。でも、すぐに出るわけないですよね。すると、当然、自力でできないことは他人様のお力を借りるということになる(笑)。
「そこに四つんばいになりなさい!」
床に四つんばるアタシ。いきなりムチが振り下ろされます。ビシッ、ビシッ。ううっ、バラムチだとタカをくくっていたらすごく重いムチで内臓にズンズン響いてきます。
なのに女王様、「あら、あんまりきかないみたいね」とつぶやいて、一本ムチにチェンジ。ビユンッ!バシッ!
「ギャーッ!」
悲鳴が出ます。すると、この声が女王様のS心に火をつけてしまって、あとはもう乱打、乱打のムチ祭り。そして、ボロ雑巾になったアタシの顔を覗き込み…。
「あれ?泣いてない!あんなに悲鳴をあげていたのに泣いてない!」
「えっ?」とアタシ。
「ねえ、何したら泣くの?」と女王様。続けて彼女曰く「こうなったら、絶対にこいつの涙を見る!」
と、トゲのいっぱいついたゴルフボールぐらいのスチール性の玉を取り出してきたわけですね。それでお腹やチクビをグリグリ。い、痛いよお…。しかし、本当の恐怖はここからだったんですね。
「口にくわえて!」
「ハッ?」
「くわえなさい!」
しぶしぶ口の中にその玉を押し込みます。トゲトゲが口の中の粘膜にあたって痛みが走ります。
と、女王様がゲンコツを握り締めて、さあ、覚悟を決めなさいと言うではあ~りませんか。まじ?まじ?口にこれを入れて、顔を殴るつもり?さすがに、お友達の女王様が止めに入ります。
「それはやめときなよ。初めてのお客さんなんだからさ」
しかし、彼女の方はアタシのアゴをクイッと持ち上げて。
「さあ、今泣くか、殴られて口の中を血だらけにして泣くか、自分で選びなさい。時間は1分」
「わあ~ん!」
なんと、不思議なことに、彼女がその言葉を言い終わるやいなや、アタシの口から号泣が。それとともに、涙がポロポロと出てきました。
「やったあ!泣いたあ!」と大喜びの女王様。不安気に見ていたもう一人の女王様もホッとしていますね。
ヒック、ヒックとしゃくり声をあげているアタシの頭をなでながら、女王様が言います。
「本当に殴るわけないじゃない。これをしたら多分泣くだろうなあ…と思ったのよ」
ヒック、ヒック。甘美な涙が…。って、ひどすぎくね?初めて入った店でこれですよ。で、彼女の答えが冒頭の、「あんたがMだから悪い」。ヒーッ。
第9回
30秒で出しなさい!という命令
2009-11-02
第9回 30秒で出しなさい!という命令
ひょんなことから女王様中心の某イベントの打ち上げパーティーに参加したラッシャーで~す。というわけで、前回は雄雄しくアタシが邪悪なサディストとなってM女に肛門オニギリを食べさせた話を書いたわけですが、今回は一転立場が元に戻って、女王様の前でヘコヘコしている単なる中年M男になっちまいました。
いやさ、何度も失敗しているくせに女王様と酒の席というのは本当に危険です。過去の例でも。
ベロベロの女にダーツの標的にされる。
スタンガンで打たれる。
監禁されて針の山になりかける。
など、非常にデンジャラスな経験をすることが多いんですが、でも、つい相手が美人だったりすると、そのオーラに引き込まれて、誘いにのってしまうんですね。
で、今回は、イベントの打ち上げということで、女王様10人近くと居酒屋へ。これがクラブみたいなところだと違和感ないんですが、ド派手な化粧をした身長170センチ超みたいな女たちが民間人の間に混ざっていると、どう見てもオカマの集団にしか見えない。でも、それはいいの。問題は、そんな中でひときわ身長の高いアンナ女王様という人がアタシのことを気に入ってしまったこと(もちろんベロベロで)。
気に入られるとどうなるかというと、やたら噛まれる。やたら乳首をつねられる。そして、トイレに連れて行かれる。
「あっ、オシッコしたくなった」
「えっ?」
「そこのデキャンタもってついてきなさい」
「えーっ!」
でも、このアンナさんというのが、普通のM男さんだったら泣いて勃起するようなすごい美人なんですよ。グッと見据えられると、こちらはすべての抵抗力を失って、心の中では泣きながら空になったデキャンタの瓶を持って、彼女にお供するしかありません。
ねえ、こんなもの持たされてトイレなんて、目的は一つじゃないですか。
幸い、客のいない男子トイレの大便コーナーに連れ込まれ、便座に後頭部を乗せるように命令されて、口を開けさせられ、ジョー。
外に人が来た気配があります。
「こぼしたらダメよ」と小さな声でアンナさん。ング、ングとうめき声を小さくあげるアタシ。すると、外から「大丈夫ですかあ?」と人の声。
うわっ、よく見ると、アタシの床についた手がドアの外に出ている。こりゃ怪しいですよ。心配されても無理はないわけで、あわてて手を引っ込めて、「だ、大丈夫です」。
で、デキャンタはどうした?というと、全部飲まされているので、意味ねえじゃん!
と、いかにも酔っ払い的な意味不明の行動をするアンナさんでしたが、この人がまたオシッコの近い人で…。
「あっ、またオシッコしたくなった」
「えっ」
「あっ、また!」
「ええーっ!」
と、結局、何度もトイレに連れていかれ、そのたびに全部飲まされて、もうゲップもの。
そのうちトイレの中は強烈な香水のニオイが充満し、入ってくる客たちの不審そうな顔、顔、顔。でも、アタシも時々頬に触れるアンナさんの柔らかな内腿の肉の感じやこの香水に頭がクラクラしてきて、頭がボーッとしてきます。宴会場に戻るたびに、他のM仲間に言わせると「恍惚の表情」になっていたって(笑)。
しかし、話がここで終わってしまったら、単なるスカトロ話。まだ先があるんですよ。宴はいよいよたけなわになり、アタシが「チングリ返しのまま手コキ・自分顔射」ができるという自慢をしていたら、アンナ嬢がさっそく食いついてきて。
「つまり、どんな体勢でも射精できると、君は威張っているわけだ」
いやあな予感。そのまま三次会は、ご友人のやっているプレイ・ルームのあるクラブに移動し、来た、来た、来た!
みんなでアタシを逆さ吊りにしてチ〇ポをしごこうということになってしまったんですね。さすがにアタシも抵抗しますよ。酔って縛るなんて危険すぎ。まして、逆さ吊りなんて命にかかわります。当然、冷静な女王様もいて、アンナさんたちイケイケ軍団を制してくれます。
が、それで収まるわけがないイケイケ女王隊。結局、妥協案ということで、店内の拘束具を使って、宙吊りされることになってしまいました。
つまり、アタシの姿勢は手足を縛られて天井から吊るされているんですが、体は床と平行にうつむきの姿勢でブラーン。
みんなかってなことを言ってます。
「30秒で出せ! と言って、きっちり出せるのがマゾなんだよねえ」
おいおい。うわっ、杏奈さんがチ〇ポを楽しそうにしごく。1メートルほど下に床を見つめながら手コキされるこの不思議な感覚。
ドピュッ!
「キャーッ、さすがマゾ!」
自分でも驚くほど正確に指定通りに射精! 自分で自分の人格疑います。
でも、この後が地獄でした。まったく身動きできないわけじゃないですか。
「連続発射あ!」
「10回戦に挑戦!」
と、しごかれ続け、もちろん泣き声出してあやまりましたが…。
ブチッ。チ、チ〇ポの皮が切れた!
一週間後、そこから菌が入って、ひどい包皮炎になりました。今、病院通い中。酔った女王軍団が危険なのは重々承知ですが、今回ばかりは、ねえ…。
第8回
肛門の中のオニギリを食べさせる
2009-10-27
第8回 肛門の中のオニギリを食べさせる
今回はバイオレンスに行きまーす。というわけで、この連載では毎度毎度アイゴーと女王様にひっぱたかれたり、痴女に犯されたりして泣いてばかりのダメ中年ですが、相手次第では非常に邪悪なサディストになることもあるんですね。もう5年ほど昔のことになりますか、五反田のあるSMクラブでM女を相手に乱暴狼藉を繰り返したことがありました。部屋に来るやビンタをパンパーンッ!江戸時代の罪人を縛るテイストよろしく体をギューギューに折りたたんで縛り上げ、無理矢理に喉の奥にチ〇ポを突っ込んで「ゲーッ、ゲーッ」。
お店を出ては必ず「なんで俺はこんなひどいことができるんだ」と自問自答したものでしたが、その時の答えは、相手がこちらをエスカレートさせるんだ、というもの。彼女以外には決してそんな気持ちにならないし、基本的に、自分はいじめるよりいじめられる方が好きですから。
で、なんでこんな話をしているかというと、この間池袋をふらふらしていたらバッタリ会っちゃったんですよ。
「あーっ!」
「あーっ!」
その瞬間過激に反応するチ〇ポ。聞いてみると、池袋のSMクラブで働いているとか。さっそく電話番号を聞いて、遊びに行きました。ま、内容が内容だけに店の名前などを書くわけにはいきませんが、名前はマユちゃん…。ちゃん?ちょっと違いますね。5年前で30歳近かったから、今じゃ完璧に「マユさん」ですね。
で、さて、ホテルに呼んで、ビンタをパンパンパーンとやったかというと、やはり懐かしさが先にたって、思い出話を始めてしまうラッシャーみよし(笑)。いやあ不思議なもので、あの時あんなに心の中にみなぎった邪悪が全然湧いてこないんですよ。でも、あんなコトやこんなコトを思い出すとチ〇ポはギンギン。
「最近は、痴女プレイにも目覚めちゃって、私の方から攻めるのも得意なんですよ」
「へえ~。でも、マユさんといえばやっぱハードMだよね。今もやってるの?」
「いやあ、最近のお客さんはソフトですよ。みよしさんみたいな強烈な人はいないですねえ」
「ナハハ、オニギリを肛門に押し込んで食べさせたり、とか?」
「あれはきびしかったですねえ(笑)」
「ま、何はともあれチ〇ポを舐めなさいよ。シャワー行かなくていいでしょ?」
「はい、うれしいです」
というわけで、ある程度話をしたところで、いよいよプレイ開始。昔のやり方だと当然即尺ですね。ああ…、昔はむちゃくちゃ汚いチ〇ポを舐めさせるために一週間洗わずに我慢したものだったなあ。一週間も風呂に入らないと体が臭くなるので、風呂そのものには入るんですが、チ〇ポとケツの穴だけは洗わないの(笑)。ようやくマユさんのところに来る時には股間がガビガビで、えらい大変でしたが。
「どう、昨日風呂入ってるから臭くなくてつまんないね」
「はい、残念です」
プレイに入ると、なんでもこちらの言うことを聞く彼女のモードは健在。そして、彼女の舌が今朝ウンコしたばかりのケツの穴をチロチロと這い出します。
と、そこに邪悪ファンファーレが鳴り響きます。
「ジャーン!」
アタシの手にはオニギリが握られていたのであった。おかか醤油マヨ!
いやあ、M女界広しといえども、これができるのはマユさんだけですからね。マユさんを床に正座させて、待たせます。で、オニギリをワシワシと肛門につめるラッシャーみよし。なんか…かっこ悪う(笑)。
そして、おかかとマヨと米粒でグチャグチャになった肛門をマユさんの顔の前に突き出しますね。
「あ、ありがとうございます」
おお、素直に肛門に舌を入れてオニギリを食べ始めるM女。これでチ〇ポがビンビンになるアタシは変態ですかあ?やがて肛門がきれいになりますが、それでもしつこく舐めさせていると、マヨと醤油が肛門の粘膜にしみてヒリヒリしてきます。
「おい、痛いぞ! お仕置きじゃ」
というわけで、仕上げはトイレに連れていって、ジャーッと放尿ですね。辛抱に辛抱していたので、出る、出る。ジャージャー、ジャージャー延々とオシッコが出続け、それを一生懸命に飲むマユさん。
イエーッ!肛カスも米粒も醤油もマヨも全部いっしょくたに飲んじゃったあ!
「おいしいか!おいしいか!」
「おいしいですううう」
そして、ベッドに戻って、フェラチオからお口の中にドクドクと発射。当然、一滴残さずゴックンですが、昔はこういうことをすごくコワモテな態度でやってたのね。今考えると超間抜けです。ケツにオニギリ挟んで「ほーら、舐めるんだ…」
アホかあ!というわけで、久々に楽しいひと時を過ごしたんですが、帰り際に5年前にしていたある約束を思い出した。
「あっ、そういえばマユさん。あんたウンコ食べる約束してなかったっけ?」
「ハイ、していますう」
ああ、不覚にも忘れていた。でも、アタシの中にはそのことに執着する邪悪な念はもう存在していなかったんですね。ま、いいか。楽しかったし。多分、もう会わないと思うけど、頑張ってね。なんか妙にすがすがしい気持ちで家路についたのであった。不思議だにゃあ…。
第7回
痴女に囲まれチングリ手コキ
2009-09-03
第7回 痴女に囲まれチングリ手コキ
最近、痴女ほど世の中に誤解されている言葉ってないんじゃないかと思うのね。都合よく気持ちよくしてくれて、発射させてくれる?とんでもない。それは風俗だけの話。プライベートでは、こういう人たちは自分が楽しむことしか考えていないわけ。
ちょっと例は違うけど、昔、女王様オフ会によく顔を出していたことがあったんですよ。こういう会の場合、シロウト女王様数人にM男数人で、彼女たちがそれぞれやりたいことを我々に命令するという形になるわけですが、絶対に1人はいるのな、バカなことを言うやつが。
「ねえねえ、こいつらにホモさせようよ」
で、不幸なことにこの提案は必ず盛り上がる(笑)。冗談じゃないよねえ。知らない男のチンポしゃぶれますか。知らない男のケツの穴舐めれますか。でも、女たちは面白いから「フェ~ラ、フェ~ラ」なんて能天気に合唱している。あげくに誰かがうかつに発射すると、「飲みなさい!」の大合唱。
ふざけるなっつうの!マゾはホモじゃないぞ。でも、こういう会では女の方が楽しむために集まっているから男は文句を言えないわけですね(笑)。
というわけで、こういうことが2、3回続いて、すっかりこの手のパーティーから足が遠のいていたんですが、今回はやけくそで突撃してきたのだ。
ところが、ドキドキしながら行ってみたら、これが大当たり。女の人は4人だったんですが、男が全員ドタキャンしていた。ということで、男はぼくだけ!これで少なくとも、ホモをする必要はなくなったわけですが、でも、考えてみれば、一人で4人を相手というのは、むこうは休憩できるけれど、こちらはノンストップということですね。
昔、女王様をしていたという30歳ぐらいの人がリーダーで、彼女の仕切りで参加しているのが、28歳のOLと25歳の風俗嬢と21歳の女子大生。元の計画では、男も4人参加で、それぞれがゆるくパートナーを決めて、リーダーの指導のもと、ムチやローソクやペニバンなどで遊ぶというものだったようですが、おいおい、このメニューを俺1人で全部引き受けるのか?ところが、世の中よくしたもので、女子大生はぼくのことを嫌いなタイプだったようで、とっとと離脱。実質、1対3で少しは楽になったのだった。
で、逆にノリノリだったのがOLさん。彼女、やたらぼくのチンポをいじったり、チクビをいじったりして、ピクピク反応するたびに「この子かわいい!」と大喜び。53歳のおっさんを「この子」もないと思いますが、それはともかく、彼女のノリが女王様というより痴女のノリだったので、舞台はどんどんエロ路線になっていったのだった。時々、風俗嬢が「なんか、お店にいるのと同じじゃん」と言うのが笑えましたが、それはともかく、ムチで叩かれて、ヒーッと叫び、みんなからケツの穴に指を入れられてヒーッ、ヒーッと絶叫し、頭をいい子され、ふと、気を緩めて女子大生の足元に擦り寄っていくと、すげえ冷たい目で「気持ち悪い!」と言われ、一気にチンポが萎み、みたいなことを繰り返していたわけですが、ここでOLが衝撃の発言。
「この子ウンチ食べるかな?」
「えっ?」と、凍りつくぼく。
女子大生の顔を見ると、死ぬほど汚いものを見るようにぼくを見ています。
ちょっと場が固まりましたね。で、リーダーがすかさず間に入って。
「○○ちゃん、うんちは普通食べないよ。あんた好きなの?」
首の筋肉全部使ってかぶりをふるぼく。その様子を見て、女子大生以外の3人に笑顔が戻ります。
「じゃあ、しょうがないわねえ。強制したら可愛そうだもんねえ」とOLさん。しかし、彼女は続けてこうも言ったのであった。
「ちょっとおいで」
えっ?えっ?トイレに連れて行かれるぼく。
「どうする?食べてくれる?」
ヒーン、まだ言ってる!と、彼女、ニコッと笑って、「オシッコならいいわよね」とぼくの頭を便座の上に乗せて、そこに股間を押し付けて、ジョロジョロとオシッコを始めたのであった。うぐうぐ。うぐっぷ。
そして、再び、部屋に戻ったんですが、リーダーがぼくの顔を見て笑います。
「ああ、なんかポーッとした顔してる。何をいただいたのかなあ(笑)」
そして、時間も残り少なくなり、OLの提案で、ぼくを寸止めでいじめることになりました。ローションをたっぷりチンポにつけられて、シコシコシコ。イクイクイク。ピタッ。3人でかわるがわるチンポをしごかれ、10分近く?泣きが入りますよ。そして、続いてチングリ反しにされて、今度はアナルに指を入れられながら、チンポをシコシコ。
「ううっ、出るう!出るう!」
すると、意外なことにリーダーが、いいよ、出しても、と許可を出した。
と、風俗嬢がすかさず気がついて、
「おおっ、これで発射したらアンタ顔面シャワーじゃん!」
ホントだ!リーダーがチンポを掴んで顔の前まで持ってきて、いよいよ激しくしごきます。
「出~せ!出~せ!」
いやだ、でも、出る、いやだ。すると、OLがぼくの顔を覗き込んで「あ~ん」。OLさんには可愛がってもらったから逆らえないんです。涙目で口をあけたところに、ドピュドピュドピュ!秘技自分口内発射!
「飲~め!飲~め!」
ゲフ、という女子大生の喉の鳴る音が聞こえました。みなさん、こんなんでも痴女プレイしたい?
第6回
男の痰を大量に飲まされる悪夢
2009-09-03
第6回 男の痰を大量に飲まされる悪夢
この業界には監禁体験と呼べるような経験をした女の子が意外と多いようです。この間もあるM女をインタビューしていると「私も監禁されたことありますよ」って。もともとM女の人には寂しがり屋の傾向が強くて、自分を認めてもらいたくて仕方ない人たちが多いですが、この子の場合はある緊縛ショーを見学した帰りに同席した男に誘われて、近くの喫茶店に入り、身の上話を聞きだされたあげく、お前は悪くない、悪いのはみんなまわりだ、お前は悪くない、もうこれ以上自分を否定するのをやめろ、やめろ、やめろ…。と5時間もぶっ続けで、言葉を叩き込まれたとか。気がついたらそいつの部屋で「ご主人様と呼べ!」と言われていたらしいですが、これって典型的な洗脳ですよね。
なるほど、この男は脳みそをいじくることで支配と被支配の関係を現実の中に作り出そうとしたわけですが、プレイ〔遊び〕の世界でも「プチ洗脳」、つまり一時的に相手を洗脳して、思うままにあやつったり、あるいは、催眠術的な方法で相手をあやつることができる人がいます。
いつも登場するアタシの女王様は、その点プロ中のプロというか、彼女にかかればなんでもワンワン!どんなことでもさせられてしまうわけですね。麻布の商店街をチクビにタコ糸つけてひっぱりまわされようが、喫茶店で鼻水入りコーヒーを飲まされようが、ヒーンと泣き叫びながらついていかされる。ああ、理性は拒絶しても、むちゃくちゃ興奮しているもう1人のぼくがいる。
と、自分の中の2人にとまどいつつも、いつしか快楽の淵に沈んでいくんですが、いかな名人といえども、シチュエーションとタイミングを誤れば、とんでもないどつぼにはまることになるというのが今回の話。
結局、コラボレーションじゃないですか。2人のテンションがウェーブしないとプレイは成立しないわけですよ。ところがその日はこんなにかみあわないことがかってあったでしょうか?というほどノリがうまく合わなかった。
女王様は基本的に女装子ちゃんが好きなんですね。ところが、アタシは女装趣味はまったくないし、女として責められたいという願望もまったくない。そもそも出発点で、互いの方向性にゆがみがあったわけです。
鏡の前でお化粧をされているアタシ。ある変態系AV現場に呼ばれて、これからありとあらゆる変態性欲の捌け口として使用される企画女優の役。
すでにプレイは始まっていますね。耳元で今日行われることの内容をささやかれながら彼女にメイクされていると、女装趣味はなくとも、次第に胸が高なって、呼吸もハアハアと荒くなってきます。
そして、いよいよスタッフや出演者が待つ現場へ。
「さあ、今日は、1日中我々のおもちゃになるんだからいい子にしていないととんでもないお仕置をされるよ」と監督。
「みよしちゃんが嫌がることばーっかりしようね」とプロデューサー。
もちろん、女王様の一人数役。すでにメイクルームの中で催眠術かけられているようなものですから、違和感は何もありません。それに何より、プロはこれぐらいの迫真の演技は当たり前。期待にチ〇ポがビンビンになっているラシャーですね。
ところが、次の一声。
「じゃあ、ここに来て、俺の前でまずアナルを指で開いて見せてもらおうか」
「えっ?」
監督って男?
「さあ、早く、俺の方にも…」
「えっ、えっ、プロデューサーも男?」
「今日は、お前はタンツボの役だから、汁男優50人分の全員のツバやタンを飲むんだぞ」
「えーっ、汁男優!」
もうダメ。なまじ催眠術が上手すぎるだけに、自分の中で目の前の女性がどんどん男の姿になってくる。朦朧とした頭の中で監督やプロデューサーや男優たちがアタシを取り囲んで、ツバを垂らし、チクビをいじり、アナルに指を突っ込んだりしています。
いやだあ!男なんかにおもちゃにされたくないよお!本気でいやがって泣き叫ぶアタシ。ハッキリ言って、実際は相手が女だとしても、脳の中でこれが男だったら、アタシは男にまわされているのと同じじゃないですか。でも、ベッドに硬く縛り付けられて、身動きできないまま、散々もてあそばれるアタシ。本気で嫌がっているからチ〇ポもシオシオ。
と、ここで監督がニタッと笑って、バッグからなにやらドロドロとした液体のいっぱい詰まったガラス瓶を取り出し、目の前に。
「何かわかるか?」
ギョッ、痰?
「そう、かしこいねえ。お前のためにマニアのファンたちがいっぱい溜めてくれたんだから、おいしく飲もうねえ」
完璧に覚醒してしまいした。ギョェーッ、イヤだ、イヤだ、そんなおぞましいことは絶対にイヤだ!ギャーッ!がちゃん!
体の動かせる部分を総動員したら偶然アゴが瓶にあたって、床に。
シラーッ…。
でもさあ、プチ洗脳されている頭には女王様の演技があまりに迫真的で、この物体が男たちがカーッ、ペッ、カーッ、ペッしまくって溜めたものにしか見えなかったわけですよ。げに恐るべきはSM麻薬物質による脳内幻影。趣味の方に向かうといいですが、逆の場合はこんなことになっちゃった、と。トホホな日もあるわけですよ。
第5回
喫茶店で鼻汁を飲ませる女王様
2009-09-03
第5回 喫茶店で鼻汁を飲ませる女王様
こんにちは、季節はずれの花粉地獄のラッシャーです。しかし、鼻をかみながら思うんですが、一体、この膨大な鼻汁はどこから発生しているんだろうか…ということ。すごい量ですよね。一日でゴミ箱がティッシュで一杯になりますもんね。で、さらに思ったのが、つくづくアタシのパートナーが花粉症でなくてよかったということ。連載第3回「嘔吐するほどの手コキと寸止め」に登場した射精管理が趣味のアタシの変態女王様を覚えていますか。あの時は、地獄の寸止め責めで脳内が破壊される話を書きましたが、実は、彼女のもう一つの趣味が体液・汚物責め。こちらのアイテムも脳内破壊には最適で、アタシを毎度震え上がらせ、号泣させ、最後は頭ん中パプーにしてしまうんですけど、さらに困ったのが、彼女が公開汚物プレイを趣味にしていることなんですね。
つまり、デートの時、一直線にホテルに行かせてもらえないんですよ。ホテルに行く前に必ず喫茶店に立ち寄り、30分ほどおたわむれ。たとえば、前回は「おほん」とイイ声で喉を鳴らし、さて、次に盛大な大音響で「カーッ! カーッ!」とオヤジのように痰を切り、ニヤッと笑ってぼくのコーヒー・カップにドローッとその物体を入れて「どうぞ」と言うんですね。
そりゃもうまわりはビックリしますがね。アタシはアタシで、恥ずかしくて顔を真っ赤にしてうつむくしかない。で、思ったのが、これが鼻汁だったらどうなるんだろう…ということ。もしも彼女が花粉症だったら、これ幸いとばかりにカップにグラスにスプーンにおしぼりに鼻汁を手鼻でフンフン出しまくり、ほれ飲め、それ飲め、全部飲めと、それはもう店から叩き出されることは必至。
というわけで、花粉症はアタシの頭の中に、彼女が鼻汁まみれになってアタシをいじめている映像を作り出したわけですが、それにしても、常に考えてしまうのが、こういうとんでもない行為って「彼女が好きだからぼくに対してする」のか、「ぼくが好きだから彼女がしてくれる」のか、どっちなのってこと。アタシ自身は相手の趣味がまずあって、Mのアタシはそれに合わせるように自分の趣味を変えているんだと思っていたわけですが、どうもこれが逆のような気がしてきたんですね。むしろ、自分の中の任意の素質を相手が見つけて、それに合わせてサービスしてくれている、と。あるいは、自分の中の何かが相手に火をつける、と。こういうS女、M男関係を知り合いの女王様は「Mが支配する関係」と言いましたが、思えば、女の人がぼくの前でSになるのは、みんなアタシの方に原因があったわけですね。みんなの変態性欲吸収装置と自分を位置づけていたのはどうやら間違いだったらしいんです。
で、話を元に戻して、こちらは喫茶店。例の変態女王様とは会った後、もう絶対に会わないと誓ったのに、また性懲りもなく会ってしまったんですね。やはり最初に喫茶店に行くと、今回の彼女のアイデアは「喫茶店で飲尿」。ナイスですねえ。バッグにグラスをそっとしまって、「ちょっとおトイレに行ってくるね」と立ち上がる彼女。この時点で彼女の意図を察して辟易となるアタシ。そして、戻ってくると、バッグから黄色い液体の入ったグラスをトンッと目の前に置いて、「さあ、どうぞ…」とやさしくささやく。顔は笑っていても、目は絶対にイヤとは言わさないオーラを発しています。泣きながら飲むと、いよいよ2人はホテルへ入って本格的に…。
ハッキリ言って、彼女って相当な美人なんですよ。そんな女性が、ぼくを足元にひざまずかせて、オヤジのように痰を吐き、手鼻をかみ、両の鼻の穴から鼻汁をプラーンと垂らし、指を奥まで突っ込んで鼻糞をほじくり出す、と。すべてアタシのために日常生活では絶対に見せない猛烈な顔を晒していらっしゃるわけです。繰り返しますが、鼻汁が両方の鼻の穴から5センチぶらさがってるんですよ。これは愛がなければできないでしょ!アタシは仕方なくズズーッとそれをすすります。
嗚呼、ぼくは何をしているの。ぼくがこれを求めているの、彼女がこれを求めているの?でも、次第に頭ん中が真っ白になっていき、そして、例によって寸止め地獄が延々と続き、頭の中に様々な分泌物がにじみ出し、泣きたくないのに涙をボロボロ流しながらはてた後、アタシはめいっぱいの愛をもらったことを確信するわけです。って、ちょっと自分に都合よすぎでしたかしら?
第4回
私はいかにしてアナル天国を知ったか
2009-08-18
第4回 私はいかにしてアナル天国を知ったか
乳首いじりと射精管理で脳から異常汁が分泌されて少なからず細胞が破壊される話は前回書きましたが、つくづく人間というのは強欲なものだと痛感しましたね。そんな風になっても、「もっと、もっと!」と体が求める。快感をむさぼる気持ちにはキリがないということですが、さて、そんなアタシにもいくらむさぼろうとしてもダメなものが一つありました。それはアナルです。全然感じなかったんですよ。周囲のM男さんたちの様子を見ていると、アナルに指やらバイブを入れられてヒーッ、ヒーッと歓喜の雄たけびを上げている。中にはチンコいじらなくても、これだけでイクという人もいるらしいじゃありませんか。
なのに、アタシの肛門はうんとも寸とも。それどころか、たいていは痛くて、何回か挑戦したアナル・プレイもほとんどが失敗に終わっていたわけですね。
うーむ、全身が性感帯サイボーグと化したこの俺の肉体にこんな弱点があっていいのだろうか…。
これが最大の悩みだったんですが、そんなアタシの「アナルの門」が開いた時の話を今回はいたします。
きっかけはあるナースさんと知り合ったことですね。この人が大のアナル責めマニアで、アタシの悩みを聞いているうちに俄然調教意欲が沸いてきたようで、それでは私が開発しましょう、と。
あんまり本気にせずに、暇な時に電話をしてみたら、じゃ今からホテルでみたいなことになって、あれよあれよという間にベッドの上で股を開いて肛門に指を入れられているアタシでした。世の中、こんなにトントン拍子にものごとが進んでいいものかとも思いますが、狭い変態界。あるところまで入り込むと、あとは知らない男女が知りあって普通にセックスするより、よっぽど何気なく日常的にこういう出会いがあるんです。
で、それはともかく、さすがナースさんはお上手。指先を肛門に押し付けても無理には入れてこない。「はい、力を入れて。はい、抜いて」
あっ、先っぽを少し吸い込んだかもしれない(笑)。「はい、もう一度力を入れて。はい、抜いて」あっ、また少し吸い込んだ。もちろん、こんな程度の挿入なら今までにも何度もあって、特にダメだったわけじゃないんですが、専門家的にはやはり最初が肝心なんでしょうね。こうやって、時間をかけてゆっくり「飲み込むコツ」を練習させられるわけです。
そして、しばらくすると指を根元まで入れられて「はい、締め付けて。はい、力を抜く」。今度は「力を入れて」じゃなくて「締め付けて」ですよ。力を入れると肛門がギュッとナースさんの指を強く締め付けているのが自分でわかりますね。なんだか、変態チックでいいなあ…、と思っている間に、そのうち指を肛門に差し出されただけで、さっきの要領で肛門をパクパクさせて自分から指を飲み込もうとしているアタシ(笑)。
でも、彼女に言わせると、奥の方はまだ緊張で固くなっていて、これがほぐれないと気持ちよくなれないんだとか。
ふーん。ついでに自分でアナルがダメな元凶と思っていたイボ痔を探してもらったんですが、これはほんの小さな痔核が発見されただけで、それほどプレイには影響を与えていないとか。なんかむちゃくちゃ説得力があって、すっかり彼女に身をゆだねてしまったラッシャーみよしなのであった。
というのが、実は間違いのもとなんですね。確かに、アナルは気持ちいい。しかし、アナルで肉体を支配されるのは乳首&射精管理で脳を支配されるのとはまた全然別物の感覚なんですね。ひと言で言うと、カエルのオモチャになったような気分。昔のおもちゃですが、空気を吹き込むと手足がパタパタするカエルの玩具があったじゃないですか。あれですね。
指をクイックイッと動かされるたびに、なんで息が荒くなったり静まったりするの?クイッ、クイッ。なんで声が出るの?というわけで、指一本で自在にあやつられるアタシ。考えてみれば、彼女だってアタシがただ気持ちいいだけじゃ、おもしろくないわけですよ。多分、指一本でおもちゃのようにピクピク動かすのが目的じゃないですか。
アナル関係はアタシも超初心者なので並みいる諸先輩の前でこんなことを書いていても、ふーん、今頃何言ってんの? という感じでしょうが、それでもあえて書かせていただくなら、自分の意思と関係ないところで体を動かされてしまう感覚ってなんなんですか?すっかり身をまかせたことで緊張感がなくなって、奥の固さがほぐれた頃、ナースさんがいよいよ本領発揮。
「ちょっとまわしたり、ひねったりするから痛かったら言ってね」
なんちゃって、クイックイッ、グリグリ。おぎゃああああ!アウウウウ!突然飛び出す絶叫に自分でビックリ。彼女、目が完全にS女のそれになっています。AV男優が女優に潮を吹かせる時のような攻撃的な態勢になって、肛門の中をほじくりかえす変態ナース。ああ、体がなぜか痙攣しているしィ。目が白目向いちゃうしィ。おいおい、涙出てきたぞ。チンチンは恐怖のあまりシオシオになっているのに体全体の反応はこんな感じ。この日はこれにて終了しましたが、また、今度ね…と微笑まれても、これはこの先どうなるのやら。アナルの門は天国の門なのか地獄の門なのか。アナルで感じる先輩方に聞きたい。俺はこのまま前に進むべきなのか、引き返すべきなのか。もし、イッちゃったら、完全なる快感マシーンですな、俺の体。
第3回
嘔吐するほどの手コキと寸止め
2009-08-18
第3回 嘔吐するほどの手コキと寸止め
最近、仕事が終わらなくて何日も徹夜に近い状態が続いたことがありました。その時ついに見てしまったのです、幻覚を。白昼、ウトウトッとした時に目の前がいきなりフラッシュを焚いたように白くなって、その光の中から髪の長い30歳ぐらいの女の人がこちらにむかって歩いてくるんです。ヒーッ、勘弁してくれえ!というわけで、あんまり怖くて意味もなく部屋の中を歩き回り、数秒してようやく落ち着いたんですが、この後でふと思ったのが、俺、ちょっと脳を酷使しすぎかな…ということ。この間は朝目がさめると、周囲がなんとなく薄黄色で、これってインターネットで調べると黄視症という病気で薬物の副作用なんだとか。神に誓って言いますが、薬物関係は完全にシロのアタシ、なんでそんなことになるんだ? と考えると、脳味噌が擬似薬物体験をしているとしか思えないんですね。強い刺激を与えすぎ?
というわけで、あんた、それはキチ〇イ一歩手前でしょう♪みたいな出だしの今回ですが、最近のこういう脳的現象には心当たりがないわけではないんですね。というのも、アタシには長年つきあっている変態女のパートナーがいるんですが、この人の趣味が苦悶顔ウォッチング。といっても、ムチで叩きのめすとか、針を刺しまくるといった種類ではなくて、簡単に言えば射精管理。
知ってました?イッてもイッてもイカされるというのと、出そうになっても出そうになってもイカされないというのが実は同じ苦しみだった、というの。で、彼女の場合、これが極端な形で、ホテルに入ると5時間、6時間ぶっ続けでプレイになるんですね。六本木のSMホテル「アルファイン」あたりで、ベッドに拘束されて、チンポいじられ続けているラッシャー。すでにもう何回もイク寸前になっては、ふっと手の力を抜かれる。これも一回や二回なら楽しいんですが、10回、20回になってくると、頭の中がおかしくなってきて、ついには泣き声を通り越して、獣の絶叫。「イカせてえ!イカせてえ!お願いだ、イカせてくれえ!」。で、これを通り越すと、今度は意味不明の言葉が出てきて、ブクブクブク!と叫んでみたり、アオアオッ、ンガ、ブヒーッと叫んでみたり。こんなことを二ヶ月に一回とはいえ定期的に続けていたら、脳の中が次第に薬物常用者のそれに似てくるんじゃないかと思ったわけなんですね。だって、プレイの後いっしょに道を歩きながら、フッと首筋に息をかけられると突然ゲラゲラと笑い出したり、泣き出したり。絶対、おかしいじゃん(笑)。
というわけで、この人と遊ぶのは危険だと思い始めて、最近、遠ざかっていたんですが、何の因果かこの間むこうから呼び出されて、よせばいいのにまたホテルまでついていってしまったんですよ。
そして、いつものようにベッドに拘束。すでに絶望的な気持ちになっているラッシャー。って、イヤならやめればいいじゃん。なのですが、そこがM男ちゃんの悲しい性なんですね。この人の目に見つめられたい、この人の指に触れられたい…。会うとイヤなんですが、会わないと切ない気持ちで胸がいっぱいに。まさにSMウルルン紀行。
というわけで、「この人」の目に見つめられて、指で触れられているうちに…。といっても、そんな生やさしいものじゃなくて、淫乱女のクリトリス級といわれるアタシのチクビへの猛攻から全身性感責め、アナル責めと続く地獄の悶絶攻撃。手はシコシコとチンポをしごいてくれますが、長い付き合いなので、イク瞬間の金玉、チンポの感触を彼女は知り尽くしているんですよ。なので、まさに本当にイク瞬間に握っていた手の力をサッ抜いて、射精できないようにする。こんな人が相手じゃ、感じていない演技してだまし打ちで射精することもままならず、ああ、顔が真っ赤になる、パニックが始まる、呼吸が浅く細かくなる、叫び声が出始める、ウオオオッ!みたいなことを何回も繰り返し、さて、今回はいつまでこれが続くのやら。と思ったら、彼女、耳元に唇を寄せてこう言いました。
「イカせてくださいと言ってもいいわよ。イカせてあげる。でも、それを言ったら、今度は一晩中イクことになるわよねえ」
ウオオオッ。アタシの頭はすでに限界まで来ています。こうなると、彼女の言葉の意味を考えている余裕がないから、後先考えずに「お願いです、イカせてください!」と絶叫してしまうじゃないですか。そして、ギャアと叫びながら渾身の射精をするわけですが、暗くなった視界の中で耳に聞こえてくる彼女の言葉。
「あーあ、これから何が始まるのかわかって射精したのかしら…」
ゾゾーッ。そして、今度はエンドレスのイカされ地獄。といっても、現実にはそんなに出ないですが、イッた後になぶられるつらさって想像を絶するですよ。泣き叫びながらチクビをいじられ、チ○チンは立っていようがいまいが、シコられ、しゃぶられ、体が絶対にイヤ!という反応を示し始めます。すると、それとともに逃げられない!という意識が脳の中に広がり始め、ついに来たあ!首筋にザワザワと熱がせりあがってくる未体験の感覚。呼吸がおかしい。これ、ちょっとやばい状態じゃない?と、急に吐き気がしてきて、ゲエーッ!
いや、ハッキリ言って、このゲエーッで救われたようなものですよ。これがなかったらプレイがもっと続いて、頭をやられていたかも。でも、結局、こういうギリギリの遊びをやっていると絶対に脳がおかしくなると確信しましたね。というか、もうおかしいぜ。という話もありますが、とにかくみなさん、子供の頃はチ○チンをいじって遊んでいると怒られましたが、大人になったら脳をいじって遊ぶのはやめましょう。廃人になります、絶対。
第2回
全部剃られて寸止め地獄
2009-08-10
第2回 全部剃られて寸止め地獄
昔、「究極のエステ アナル・ツルリンコ」という三行広告風俗がありましたが、知ってる人います?ってこんなもの誰も知らないと思いますが、どういうものかというと、ケツの穴専門のエステで、ケツ毛をツルツルに剃りあげた挙句、綿棒でシワの間についた汚れをきれいに取り去り、さらに、パックまでして、終わってみればアナル・ツルリンコ!というサービス。それのどこが気持ちいいんだというと、多分に精神的なものだとは思いますが、神経がアナルに集中してしまって全身アナルになったような奇妙な感覚がたまらないんですね。よく全身チクビになることはありますが、ケツの穴も何10分も四つんばいのままいじられていると、身体がアナル化するわけですな。
で、この時思ったのが、ツルツルにされると体が敏感になるということ。よくSM店に行くとオプションとして、剃毛というのがあります。毛を剃られて何が楽しいんだ、とそれまでは思っていたわけですが、アナル・ツルリンコ体験から考えが変わりましたね。
というわけで、今回のお題はアナル・ツルリンコに似た話で、剃毛の話。それも、無断で!よく行く高田馬場の性感店での体験ですが、このお店、現職のナースでアナル・マニアの女性がいて、この人に前立腺調教されている話は前に書いたと思いますが、この時はちょっと欲張って、3Pコースで遊びに行ったんですね。ナースのAさんと、初顔のYさん。ま、ナースの方は勝手知ったる相手ですが、Yさんの方は初めてなので、互いに様子見状態。SMクラブで女王様経験のある背の高い28歳くらいのいい女ですが、AさんがYさんに言う。
「この人、チクビが感じるの。おもしろいのよお。ほら」
そして、指先でクリクリすると、早くもピクピク痙攣して泣き声をあげるぼく。
「わっ、すごい!」
と、ここまではよかったんですが、しばらく二人でチクビをいじくりたおして、アタシがヒーヒー言う様子を楽しんでいたYさんが突然。
「でも、ちょっと毛深すぎない?せっかくチクビが勃起しているのによく見えないよ」
「そうねえ」とAさん。
「ねえねえ、剃っちゃわない?」
えーっ、剃毛ですかあ?
「どうせなら、チン毛も剃ろう!」
「そういえば、ケツの穴も毛だらけだから、こちらも剃ろう!」
えーっ、えーっ!というわけで、突然剃毛大会が始まってしまったわけですね。どうなの、これ? 大人の女がキャッキャッ言いながら、ハダカの男の毛を剃るって…。
「ほら、よく持ってて」とAさん。Yさんがアタシのチクビをつまんでいる間にAさんが乳輪の毛をジョリジョリと剃ります。当然、Aさんはただつまんているだけじゃなくて、クリクリしたりしていじめます。
「ウキーッ!」と暴れるアタシ。
「ほら、猿じゃないんだから。暴れるとチクビが取れるわよ!」
これ、想像以上につらいんですよ。女の人で言ったら、敏感なクリトリスをつままれながら小陰唇の毛を剃られているようなもの? で、結局、10分以上時間をかけて「丁寧に」剃り上げられて、チクビのまわりがツルリンコ。
「さて、次は陰毛ね」
「腹毛が多すぎてどこまで陰毛かわかんない」
「じゃ、今度は私が剃りましょう」とYさん。
すると、Aさんがチンコをつまむ係ですが、おいおい後ろから羽交い絞めにして、チクビをクリクリクリ。当然、ビンビンになってしまうチ〇ポですが、すると今度はそれをゴシゴシとしごき始めた。
「あ、危ない!」
「そんなの知~らない」と言いつつも、Aさん、根っこの部分が動いてカミソリの刃で傷つかないように器用に亀頭中心にしごきます。しごきながら剃毛される!出る、出る、出る。パッと手を離すAさん。なんで剃毛しながら寸止めプレイになるんじゃ。そして、これまた10分以上かけて「丁寧に」剃り上げられて、チンチン・ツルリンコ。
「さて…」と二人。
「四つんばいになりましょう」と二人。
ああ、肛門に石鹸塗られて、ジョリジョリとケツ毛を剃られているのが、よくわかります。そして、時々Aさんが穴に指を入れます。
「私の指切らないでよお」
ピクピク。
「動くと危ない!」
そして、これまたたっぷり時間をかけて「丁寧に」剃り上げられて、アナル・ツルリンコ。さわってみてと言われて、アナルをさわってみると本当にツルツルです。
こうなると元祖ツルリンコの話じゃないですが、ツルツルになったところに神経が集中して、むちゃくちゃ敏感になってしまうんですよ。
「さて、始めようか」とYさん。
「えーっ、もうこれだけでヘトヘトです」
「何を言ってるの、これからじゃない」
3Pというのは一対一と違って、休める時間がまったくないので、時として快感を通り超えて地獄になります。Aさんにチクビをいじられながら、Yさんのアナル調教を受ける。指の先で前立腺をクイックイッとされると、体がビクンビクンと反応しますが、Aさんがむちゃくちゃ力が強くて、動けないように強引に押さえつけてきます。そして、Yさんはニコニコしながらアナルの中で指を躍らせます。
「えーん、しんどい。勘弁して。しんどいよお」。これはこの後続く60分間の地獄攻めの単なる序章なのだった…。
第1回
巨尻女王様の顔騎
2009-07-29
第1回 巨尻女王様の顔騎
ドモッ、ラッシャーみよしです。『ビザールハウス』の読者の皆さん初めましてです。不逞アタクシ53歳の自称変態中年ですが、こういう原稿を書いていると、なんのことはないこれは「公開変態プレイ」みたいなもので、いつの間にか自称が他称になり、そして、最後にはみーんながぼくの顔を見ると「あっ、変態が来た!」みたいな寂しいことになってしまうんですね(笑)。でも、快楽の道はつねにエスカレートの道。「もっと、もっと」とやめられないのが業で、さてさて、どこまでイクのかわかりませんが、しばらくの間こんなぼくにお付き合いのほどを。
というわけで、まずは第一回は、北から南から女王様がやって来たの巻。SM系の掲示板というのは、ぼくの定番の出会いの場なんですが、この6月から7月にかけて、かなりのアポイントがとれていました。それも大阪、京都、名古屋、秋田と全国各地の女王様たちと。頻繁にメールのやり取りなんかして、メールで通じ合う変態と変態の心の交流。
なんですが、心の交流だけならよかったのに、なんと、7月のある日、この人たちがそろいもそろって、「休みを利用して東京に行くから、よろしくね、ウフフ」なんて連絡をしてきたのであった。
マジっすかあ!なんでみんな同じ時期に来るの?頂戴したメールを見ると、18日を事始に、19日、20日、21日と連続で女王様が襲来。大阪から、名古屋から、京都から、秋田からとまさに全国から押し寄せてくる地獄の使者たち。
単なるセックスならともかく、ことはSMじゃないですか。ムチで打たれ、縛られ、蹴られ、ビンタされてチ○ポしごかれて、失神寸前のアヘアヘ地獄。そんなことが毎日続いて俺はどうなる?と、贅沢ではあるけれど、暗澹たる気持ちで連休を迎えたわけですね。
で、今回特に報告したいのは19日に会った秋田の女王様。いずれにしても19日を迎えた時点でぼくの背中はタタミイワシのようにスジだらけになっていたんですが(笑)、いやならやめればいいのに、全部会い通したところが、やっぱバカ?というのはともかく、待ち合わせの赤坂のホテルへと出かけてみると。
これがすごい肉体の持ち主なのであった。ちひろさんという名前で、身長は170センチ。オッパイはドーンと90センチ超。しかし、それよりももっと驚いたのは、お尻がドン、ドーンと100センチはあるという、実写版春川ナミオ先生のような女性だったわけですね。
彼女、数年前まで東京のSMクラブで女王様をやっていたという30歳の奥さんで、結婚して今は地方で生活しているけれど、時々、東京に来てSMを楽しんでいるという話。
「うふふ、ラッシャーさんは何ができるのかなあ…」なんちって、部屋に入るとさっそく服を脱がされるぼく。なんか背中に視線を感じるぞ。
「うわあ、なにこれ!この上からもっとムチ打ちしーちゃお」
ウキーッ、アギャーッ、というのはおいといて、すっかり興奮してしまったちひろさんが次に打って出たワザはなんと顔騎なのであった。下着をするするっと脱いで、顔の上に跨り、あー、マ○コが近づいてくる。降りてくる、降りてくる、マ○コ降臨!ムギュ!
SMクラブではこういう直マンなプレイはしないそうですが、こちらはプライベート。彼女、エロSMを大いに満喫する気だったわけですね。しかし、読者の皆さんにも顔騎経験がおありの方はいらっしゃると思いますが、こんなでかい尻で顔騎というのはめったにあるものじゃござんせん。顔の上がすべて肉。痩せた人に顔騎されると尻骨が両の目に突き刺さって、一時的な失明を起こしますが、そんな心配がない代わりに、この圧迫感はなに?
と、ちひろさん、顔の上でもにょもにょと尻を動かして、マ○コの肉襞が口のところに、クリトリスが鼻の頭になるように位置を調節します。そして、「舐めて!」
ペロペロペロ、クチャクチャクチャ。バフッ(息を吐く音)。愛液がトローリ、トローリと口の中に流れてきます。ううっ。5分、10分、20分…。いったいどれぐらい顔の上に跨られていたんでしょうか。酸素不足もともなって、頭クラクラ。舌は根っこが引きつって、石のようになった感覚。と、ちひろさんがピクピクと体を痙攣させて、イキました。いやあ、顔を挟んだ肉がブルブルと揺れ、それにともなって、ぼくの顔もブルブル。
「ハア、気持ちよかったあ。じゃ、今度はラッシャーさんの番ね」と、ちひろさんは体を起こして…じゃなくて、そのまま体の向きを変えて、チ○コの方に手を伸ばす。アヒーッ、いつまで彼女は乗っているのだ。でも、彼女の指がチンコをシコシコし始めると、これが絶妙の手コキで、ドクドクッ。
でも、まだ乗っている(笑)。ドピュッと出た瞬間、彼女のお股からまたジュワッと愛液が出て、ようやく顔騎から解放された時にはぼくの顔はガビガビでした。この後、いっしょに食事に行ったんですが、カツオのタタキを食べては口の中に広がるマン臭。ヒラメの刺身を食べては口の中に広がるマン臭。そりゃそうです、顔中からマン臭が漂っているわけですから(笑)。
「楽しかったね。また、東京に来たら会おうね」と帰っていったマダム顔騎。痛い、熱いはあまりなかったけど、強烈でした。